2025年9月22日(月)
その㉕の続きで、引き続き屋外展示されている車両を見て行きます。
ラッセル車を一通りみたところで他の車両も見に行きましょう。
DD14とDD15が展示されている横の屋根が付いたイベントプラザへ。

ここには北海道の電化と共に旅客・貨物の牽引を担当したED76 509が展示されています。
一時はPCBの処理問題の関係で廃車になるところでしたが、なんとか1エンド側の先頭のみが今も展示されています。

九州に配属されていたED76は貫通路のない、パノラミックウィンドウの前面非貫通形2枚窓ですが、北海道仕様は重連総括運転を想定していたことから貫通路付きのED75に近い見た目になっています。
元々は北海道向けに試作開発されたED75 500番台の発展改良型として列車暖房用の蒸気発生装置を搭載し、車体長が伸びてED76と同じ軸重配置になったことからED76 500番台として編入されたからなんだとか。


中身も九州のED76と異なり、電源周波数が50㎐対応のものを使用していたり、制御装置の一部が違ったり、本当に同じ機関車の系列なのかというくらい異なる点が多いです。

北海道という大地での運用に耐えられるよう耐寒・耐雪性能も向上しており、側面ルーバーがちょっとだけ九州のED76とことなります。
かつてのボディ部分はパネルになっていますが、F級なみの長さである18,400mmの全長が再現さています。

そんなED76 500番台ですが、函館本線函館~滝川間の先行開業に合わせて登場しました。
展示されているED76 509はこの時に導入され、運用を開始ししました。

その後、電化区間が滝川~旭川まで延長され総計22両が岩見沢第二機関区に配置され運用がされていました。

展示車両が一気に運び込まれていた
その後、貨物列車・荷物列車の減少、札幌都市圏の電車化が進み徐々に活躍の幅を狭めていき、津軽海峡線用に550番台へと改造された1両を除き1994年までに廃車されていきました。
道内にはここ手宮以外に三笠にもう1両保存されています。


運転台にも入れるので中へ。
耐寒性が高いのは機械室部分だけなんですかね。運転台回りは冬場は寒そうです。

SG搭載機関車特有のSG灯も。

運転室背面にあった速度計。
なんでここにあるんですかね…(?)
そんな北海道を走る紅い電気機関車ED76 500番台。
走っているところを一度は見てみたかったです。
その㉗に続く。