長都温泉の鉄道撮影記

あちこちでカメラを構えて列車を撮ってます

【北海道遠征⑤】根室本線とSL冬のくしろ湿原号を追いかけて

2024年2月11日(日)

北海道遠征④に続いてSL冬のくしろ湿原号の撮影に向かうのですが、今日はオホーツク海側に先に行きます。

 

まだ真っ暗な午前4時にホテルを出発し、釧網本線北浜駅を目指します。

途中休憩を取りつつ徐々に明るくなった時間に北浜駅へ到着。

釧網本線 北浜駅
温かい光を駅待合を照らしています

駅にある展望台に登り、始発列車を待ちます。

 

釧網本線 北浜駅
4725D 釧路行

流氷押し寄せる海岸を横目にキハ54が北浜駅に入ってきます。

始発にもかかわらずボックスの半分が埋まっていました。

 

下に降りて網走行始発を待ちます。

釧網本線 北浜駅
4722D 網走行 後追い

網走に向けて列車は駅を離れていきます。

列車を見送った後は止別方面に移動。

 

止別の丘に登り緑始発の列車を待ちます。

釧網本線 止別~浜小清水
4724D 北見行

流氷をバックに釧網本線に残った最後のキハ40が駆け抜けて行きます。

 

他の撮影者は皆さん撤退されていきましたが、自分はもうしばらく待ちます。

次第に雪が止み周囲が明るくなってくる中列車はやってきました。

釧網本線 止別~浜小清水
回????D網走行

数日におきに行われる流氷物語号の送り込み回送が網走に向けて駆け抜けて行きます。

流氷の恵みと森の恵みの2両で海側が指定席になるという流氷シーズンならではの列車です。

 

キハ40の撮影を終えたので、SL湿原号の撮影に向かいます。

朝がまだだったので一旦小清水町方面に向けて車を走らせます。

 

が途中でやっかいな事態に巻き込まれてしまうことに…

 

北海道遠征⑥に続きます。

 

 

 

【北海道遠征④】根室本線とSL冬のくしろ湿原号を追いかけて

2024年2月10日(土)

北海道遠征③の続きで塘路の展望台を下りてSL冬の湿原号の復路の撮影に向かいます。

 

復路は列車主体で撮影しようと思い芽沼駅近くの踏切へ。

 

釧網本線 芽沼~塘路
3727D 快速しれとこ摩周号 釧路行

網走からやってきた快速しれとこ摩周号を撮影。

このしれとこ摩周号は利用客が多いのか1両が多い釧網本線では珍しい2両編成です。

3月のダイヤ改正で快速から普通に格下げになるのだとか

 

この後はSLまで列車がないので休憩を取りつつ待ちます。

釧網本線 芽沼~塘路
9381レ SL冬の湿原号 釧路行

スチームを上げながらSL冬の釧路が芽沼駅を離れて行きます。

SLが不調ということもありDE10が補機で連結されており、SLDLの重連での運行です。

 

釧網本線 芽沼~塘路
9381レ SL冬の湿原号 釧路行 後追い

通過した列車を後追いで。

14系とスハシ44との車両径の違いがよく目立ちます。

 

SLはゆっくりと歩みを進めるので釧路市内に先回り。

釧路川で待ちます。

根室本線 東釧路~釧路 釧路川鉄橋にて
9381レ SL冬の湿原号 釧路行

終点釧路までのラストスパートをSL・DLのお互いが汽笛を鳴らしあいながら釧路川を渡っていきます。

日の入の早い北海道の夕陽が列車を薄っすら紅く染めていきます。

夕陽に染められるSLは言葉には言い表せないよさがありかっこいいですね。

 

後日知ったのですが、原色DE10が補機に入ったのはこの日ぐらいであとはノロッコ色が補機を務めていたのだとか。(実際翌日はノロッコ色が補機に入っていました)

そんなこともありこれはこれで珍しい組み合わせの撮影となりました。

 

以上で初日のSL撮影は終了です。

撮影後はちょっとだけ観光をし温泉へ。

幣舞橋とクソデカアルファベット

大喜湯春採店

塩分濃度の高い温泉で今日の疲れを癒した後は晩御飯です。

お昼を食べずに撮影していたので腹が大減り状態…

 

せっかくなので魚を食べようとなごやか亭へ。

なごやか亭 春採店

空腹に加えて今日の撮影がばっちり決まったこともあり、気分が良かったので色々なネタに手が伸びていました。

 

満腹になったところで明日は3時起きなのでこの日も早めに就寝です。

 

北海道遠征⑤に続く。

【北海道遠征③】根室本線とSL冬のくしろ湿原号を追いかけて

2024年2月10日(土)

北海道遠征②に続いて今日はSL冬のくしろ湿原号の撮影に向かいます。

 

向かいますと言いつつも根室本線花咲線区間へ。

先にキハ40の代走を撮影しにいきます。

根室本線(花咲線) 茶内~厚岸
5624D 釧路行

淡い朝日を浴びながら別寒辺牛湿原をキハ40がトコトコと釧路を目指し進みます。

 

厚岸のセイコーマートで朝食を取りつつ釧網本線へ。

 

塘路・サルルン展望台に登り列車を待ちます。

雲が怪しい位置にいてちょっとヒヤヒヤしながら列車を待ちます

 

そうこう待っている内に遠くから汽笛が聞こえてきました。

 

釧網本線 塘路~芽沼
9830レ SL冬の湿原号 標茶

汽笛を響かせながらワカサギ釣りのテントが点在する塘路湖を横目にSL冬の湿原号は駆け抜けて行きます。

ここ数日はSLの調子が良くないためか後ろに補機のDLが見えます。

 

展望台を下りて復路を撮影しに行きます。

 

おまけ

釧網本線 芽沼~塘路
4725D 釧路行

展望台近くに車を止めていたらちょうど釧路行の下り列車が近づいてきていたので踏切付近で撮影。

3月のダイヤ改正でH100に置き換えられることが決まっていたのでこちらも可能な限り撮影。

 

北海道遠征③に続く。

【北海道遠征②】根室本線とSL冬のくしろ湿原号を追いかけて

2024年2月9日(金)

北海道遠征①に続き、今日は根室本線の乗りとおしです。

 

ぐっすり眠って起床。

9:30発のカムイ9号旭川行に乗るため札幌方面へ。

少し時間があったので琴似まで足を延ばし札幌都市圏の電車を撮影。

 

北海道の銀電は雪が似合います。

函館線 琴似駅
139M 岩見沢行き

函館線 琴似駅
141M 岩見沢行き

函館線 琴似駅
3115D ホームライナー5号 札幌行き

函館線 琴似駅
3925D 快速ニセコライナー 札幌行き

函館線 琴似駅
3850M 快速エアポート92号 新千歳空港

引退のささやかれる721系を中心に撮影。

撮影後は札幌駅に戻り食料や飲み物を購入。

 

特急カムイ9号で旭川に向かいます。

特急カムイ9号 旭川行に乗車

一応休暇を取っていますが、メールチェック等々仕事をしていたらあっという間に旭川に到着。

ここからは富良野線に乗り換えです。

11:33発729D富良野行に乗り換え

富良野線ラッピングのされたH100で移動です。

富良野線ラッピングのH100

1両の列車でしたが、大きな荷物を持った観光客で通路まで埋まる混雑っぷりを発揮しながら列車は富良野に向かいます。

 

12:42美瑛で少々人の入れ替えがあったものの混雑した列車は富良野に到着。

富良野駅

 

今回の目的である根室本線富良野⇒東鹿越間を日中に走る2477D東鹿越まで1時間以上あるので駅待合にある蕎麦屋でお昼を食べつつ改札開始まで待ちます。

富良野駅待合の圭子ちゃんの店
今回は天ぷらそばをいただきます

 

駅窓口ではさよなら切符が販売されていたのでこちらも購入。

北の大地の入場券とさよなら切符の案内

列車の改札が始まるのを待ちます

発車標を撮影していたら後ろに待機列が…

そうこうしているうちに14:00過ぎくらいから改札開始。

列車に向かいます。

今日の2477Dはキハ40ー1716が担当です。

 

2477D東鹿越行

色々と撮影

14:14列車は東鹿越に向けてゆっくりと動き出します。

この日はすべての座席がほぼ埋まる位の乗車でした。

金山駅のポイントを渡りながら列車は駅を後にします

金山ダムを横目に列車はトンネルへ

トンネルを超えて雪に覆われたかなやま湖が見えてきました


列車は14:59東鹿越に定刻通り到着です。

東鹿越に到着した2477D
ここからは折り返し滝川行として根室本線を走っていきます

東鹿越~新得間は2016年の台風の影響で列車が走っていないため、代行バスに乗り換えです。

列車代行バス 105便新得

かつての狩勝峠に思いを馳せながら代行バスにゆられて約1時間新得駅に到着。

根室本線 新得駅

ここからは特急おおぞらで釧路を目指します。

今回はおおぞら7号釧路行に乗車

この運賃表もあとわずかで見納めです

札幌駅で購入した柳餅を食べながら東へ向かいます。

柳もち

途中野生動物の線路侵入があり定刻より少々遅れながら道東の都釧路に到着。

釧路駅

レンタカーを借りてホテルへ。

明日からのSL撮影に備えて天気予報チェックと撮影地までのルートを確認して就寝です。

 

北海道遠征③

【北海道遠征①】根室本線とSL冬のくしろ湿原号を追いかけて

2月8日~2月13日にかけて北海道は根室本線富良野新得間の乗り納めとSL冬のくしろ湿原号を追いかけに行ってきました。

今回は遠征日程が長いこともあり、複数回に分けて作成する予定です。

しばしお付き合いいただけますと幸いです。

 

2024年2月8日(木)

19:40発の飛行機に乗るため人もまばらになった羽田空港第1ターミナルへ。

この日は仕事終わりにそのまま空港に向かったので格好は完全に出張サラリーマンですが、中身ははやる気持ちを押さえられないオタク状態でした(笑)。

 

荷物を預けて身軽になって搭乗です。

JAL529便新千歳空港行で北海道へ

JAPAN AIRLINES
A350-941(JA06XJ)
JL529 羽田/HND⇒新千歳/CTS

人生初A350で北海道へ。

垂直尾翼のカメラから機体を

初めて乗るので液晶モニターをあれこれいじいじ…

そうこうしている内にC滑走路に向けてタキシングを開始していました。

フライトもだいぶ少ない時間帯ということもありあっという間に離陸。

 

夜の東京ってなんかいいですよね

東京スカイツリー

光り輝く東京を後に北海道へ向け北に進路を取るJAL529便

眼下に輝く東京の夜景を眺めながら北へ。

 

 

どうやら寝ていたららしく一瞬で新千歳空港に。

新千歳空港駅の北海道地図がお出迎え
北海道の大きさがよく伝わってきます

指定席券売機で今回の遠征で使用するAIRDOひがし北海道フリーパスを購入。

AIRDOひがし北海道フリーパス

学生時代から大変お世話になっている切符です。

以前は往路で指定された航空会社に搭乗しなくてはいけないなど縛りがありましたが、今はだいぶルールが緩和されています。

一方で値上げに次ぐ値上げと有効期間短縮で使い勝手が少々悪くなってしまいました。

 

さてさて、今日のホテルが恵庭のため快速エアポートに乗って移動。

今では毎時1本ある特別快速はこの頃は朝と夜の2本のみでした

快速エアポート217号手稲行に乗車。

10分少々揺られて恵庭に到着。

 

道の駅に併設されているフェアフィールド・バイ・マリオット・北海道えにわへ。

フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道えにわ

クレジットカードの特典を使い一泊だけですがマリオット系列のホテルで夜を明かします。

 

ベットが広くてちょっと落ち着きませんが、明日からの活動に備えて就寝。

明日は根室本線を目指します。

 

北海道遠征②へ。

【台湾遠征?】台湾鉄路を追いかけて

2月中旬に台湾出張で台北に行った際、少し時間があったので台北近郊で台湾鉄路を撮影していました。

 

台北駅から20分ほど東に行った縦貫線汐止駅へ。

縦貫線 汐止駅
E1000型自強号

早速プッシュプルのE1000型自強号(日本のJRにおける特急相当)がやってきました。
先頭の機関車は東芝が製造しているE500型電気機関車に置き換わるようでこの姿での運行はそろそろ見納めになるそうで。

 

縦貫線 汐止駅
莒光号

日本のJRにおける急行列車に該当する莒光号がやってきました。

こちらは日立製作所が製造するEMU3000型の増備により今後段階的に廃止になっていくそうで。

毎週末には666次/667次という台北⇔台東間での夜行列車としても走っており、こちらも一度は乗車してみたいものです。

※列車としては潮州⇔台中・台北経由⇔台東と台湾島を3/4周する(!)長距離列車なんだとか。

帰国日が土曜日だったのでワンチャン乗ってみようかとも思ったのですが、下手にいくとフライトの時間に余裕がなくなりそうだったので今回は止むなく乗れずじまいに…

 

縦貫線 汐止駅
区間

区間車は数を増やしているEMU900型。

今回の出張の現地移動はほぼほぼこれに乗車していた気がします。

縦貫線 汐止駅
221次 自強号 樹林行

縦貫線 汐止駅
236次 自強号 花蓮行 後追い

台鉄非電化区間の自強号を担っていたDR3100型自強号。

今は全線が電化されたため架線下DCとして活躍しており、EMU3000型の増備が完了するまでしばらく運用は残るようです。

中文版Wikipediaによると今度の6月ダイヤ改正でも2運用残るようです。

2月に行った時は16時近くに台北付近を行きかう列車があったのでこちらを撮影。

 

以上で出張の合間に撮影した台鉄でした。

今度はプライベートできちんと時間を取って撮影しに行きたいです。

 

ちなみに今回の台湾出張ではmoyashimonさんが作成されたこちらのホームページ 台湾鉄道時刻表(非公式日本版)を参考にさせていただきました。

 台湾鉄道時刻表(非公式) (tabitabi-asia.com)

台湾鉄路(台湾鉄道)、台湾高速鉄道(台湾新幹線)、阿里山森林鉄道の全列車の時刻表が掲載されていて、日本の時刻表形式にまとめられている素晴らしいHPです。現地での移動に際してしても大変助かりました。

作成には大変な労力が掛かっていることと思います。

この場を借りてmoyashimonさんに厚く御礼申し上げます。

【日帰り千葉】いすみ鉄道と小湊鉄道を追いかけて

3月2日に小湊鉄道 上総大久保~養老渓谷間にある石神なの花畑で災害復興、小湊鉄道全線復旧、菜の花開花を記念したランタン祭りがありましたので行ってきました。

 

また、いすみ鉄道キハ52が3月16日以降臨時運行に移行することから、キハ52も撮影してきました。

 

いすみ鉄道に向かう前に石神なの花畑へ。

早咲きの河津桜がピンクの花を満開になっていました。

小湊鉄道 上総大久保~養老渓谷
9A 上総中野行

小湊鉄道 養老渓谷~上総大久保
18A 五井行

房総の山に少し早い春が訪れていました。

 

いすみ鉄道へ移動。

いすみ鉄道 大多喜~小松谷
101D 上総中野行

菜の花が咲き乱れる線路を通過して行きました。

 

この日は「のと鉄道復興支援 キハ28撮影会」があったので国吉駅へ。

いすみ鉄道 国吉駅
キハ28-2346

かつて駆け抜けた七尾線の急行能登路のHMを掲げ、ガロガロとアイドリング音を響かせていました。

少し日が差しスポットライトのようにキハ28を照らしていました。

いすみ鉄道 国吉駅
かつて房総半島を駆け抜けていた列車のHM達

 

そうこう撮影している内にキハ52急行列車がやってきました。

いすみ鉄道 国吉駅
102D 急行大原行

かつて同線を一緒に走った列車同士が並び、キハ52はゆっくりと走り去っていきました。

そのヘッドライトが照らす先はかつての故郷か…はたまたま…

 

国吉駅で撮影をした後は途中で見つけた菜の花畑で大多喜行急行を待ちます。

いすみ鉄道 国吉~上総中川
103D 急行大多喜行

菜の花で黄色く彩られた築堤をキハ52が走っていく。

 

お昼を食べて石神へ。

小湊鉄道 養老渓谷~上総大久保
30A 五井行

明るいとランタンがあまり目立ちませんね…

だんだんと日が落ちてゆき…

小湊鉄道 上総大久保~養老渓谷
25A 上総中野行

ランタンが空を舞う中上総中野行がやってきました。

列車はライトアップの位置で少々停車し走っていきました。

 

上総中野行の折り返し列車が五井行の最終列車のため場所を移動。

小湊鉄道 養老渓谷~上総大久保
34A 五井行

五井行の最終列車ということもあり、先ほどまでランタン祭りに参加していた人も沢山乗車しており列車は賑わっていました。

小湊鉄道 養老渓谷~上総大久保
34A 五井行

沿線で多くの人が見送る中最終列車はゆっくりと五井に向けて去っていきました。

 

以上で撮影は終了。

少し早い春の訪れを感じながらの撮影でした。