長都温泉の鉄道撮影記

あちこちでカメラを構えて列車を撮ってます

【乗車録】宗谷本線に乗って その2

2024年9月20日(金)

その1の続きで、引き続きキハ54に揺られて稚内を目指していきます。

 

清水信号所

名寄駅を出発して約30分、列車は豊清水信号場に到着。

ここで稚内からやってきたサロベツ2号と行き違いを行います。

 

かつては駅だったのですが2021年に廃駅となり今は美深~音威子府間唯一の列車交換の場所に。

 

そろそろ対向のサロベツ2号が来てもおかしくない時間なのですが中々来ません。

どうやら今朝の大雨の影響で遅延しているらしく、音威子府駅での行き違いに変更となったようです。

 

ということでしばらくして出発。

 

音威子府駅

9:05定刻通りに音威子府駅に到着。

所定では9:08出発のため下車している余裕はないのですが、サロベツ2号が40分近く遅延しているため10分少々停車することに。

 

少しに停車時間ができたので駅舎へ。

天北線資料室を見ようと思ったのですが、9:30開館ということでまだ開いていませんでした…

 

1番線に停車中

ホームに戻って1番線に佇む列車を撮影。

 

特急サロベツ2号

そうこうしている内に遅れていた特急サロベツ2号が到着。

特急が出発した後、9:18定刻より10分遅れて音威子府を離れて行きます。

 

 

ここから先は神路渓谷と呼ばれる天塩川と急峻な谷間の間を進んでいきます。

筬島駅の裏側には2025年度開通予定の音威子府バイパスの建設工事が進んでいました。

 

かつての神路駅跡

筬島を出るとかつて陸の孤島とも呼ばれた神路地区を通ります。

1967年に最後の農家が離農した後もしばらくは駅があったそうですが、当然利用客なんてほぼいなかった(駅の裏側は北海道大学の研究林が広がっているので関係者の利用はあったのだとか)ので、宗谷本線内では早々に廃駅となった場所です。

 

天塩川対岸を通る国道40号線からアクセスする手段はなく、人の立ち入ることのなくなった神路地区は森に帰りつつありました。

 

天塩中川

神路渓谷を抜けると列車は天塩中川駅に到着。

本来ならばこの駅で停車時間はないのですが、この先幌延までの区間で安全点検をおこなっているため、抑止がかかりしばらく停車するとのこと。

 

突然始まる撮影会

自分含め何人かが駅におりてちょっとした撮影会に。

 

しばらく外にいると運転士さんより10時過ぎに安全確認が完了するとのことで車内へ。

10:04列車は天塩中川駅を離れ、再び手塩川に沿って北進していきます。

 

みんな大好き糠南駅

特定時期になると人が集まることで有名な糠南駅。

幾度となく廃駅の話が上がっていたのですが、今のところ現役を貫けています。

 

手塩川

糠南を抜けると眼下に手塩川が。

雨のせいで濁っています。

 

雄信内駅

宗谷本線唯一の下平トンネルを抜けて雄信内駅へ。

ラッセルシーズンですと当駅で雪362レと行き違いを行います。

今日はシーズンではないので行き違いなく発車。

 

南幌延駅

駅に列車が止まると踏切に飛び出ることで有名な南幌延駅。

かつて北海道には似たような駅が多数あったのですが、利用客減少あおりで姿を消しつつあり、このような駅もいつか記録の中のものになってしまうのでしょうか…(?)。

 

幌延

定刻より10分弱の遅れの10:42幌延駅に到着です。

定刻であれば留萌行の沿岸バスと接続しているのですが、残念ながらすでに出発しているようです。

 

貨客混載ボックス

2019年から開始した佐川急便との貨客混載輸送のボックスを載せ、列車は定刻10:56幌延駅を離れて行きます。

 

稚内まで残り60kmのラストスパートに入って行きます。

 

その3に続く。