長都温泉の鉄道撮影記

あちこちでカメラを構えて列車を撮ってます

【ドイツ遠征?①】ドイツ鉄道に乗って

1月下旬に出張でドイツ・フランクフルトに行った際、少しだけ自由に動ける時間があったので、仕事終わりにちょっとだけお出かけ。

 

フランクフルト中央駅

重厚な造りのフランクフルト中央駅。

ここからICEに乗ってケルン大聖堂に行ってみたいと思います。

トレイン・シェッドに覆われた頭端式ホームにドイツ各地だけでなく近隣諸国に直通運転するICEや近郊列車がひっきりなしに行き来しています。

そこはルフトハンザ航空ではというツッコミは置いといてトレイン・シェッド構造の屋根

 

ドイツだけでなくスイス・バーゼル行の列車も
(乗車日とは別日に撮影)

先日までストライキがあり減便ダイヤで運行していたようですが、この日はその混乱もなくなりほぼすべての列車が運行されています。

 

今回はICE120便オランダ・アムステルダム中央駅に乗車。

寝過ごすとオランダまで連れてかれてしまうという日本にはない乗り過ごしがあるので注意して乗車します。

初ICE!

ICEは指定も可能ですが空席があれば好きな席に座れるという東日本の在来線特急と似たようなシステムが取られているので終点まで空席となっていた32号車の窓側に座ります。

 

今回乗車は左のICE3でした

今回乗車したICE3は食堂車付き8両編成で終点アムステルダムまで走ります。

 

 

19:30定刻より少し遅れて列車はフランクフルト中央駅を離れて行きます。

次のフランクフルト空港遠距離駅を出ると列車はスピードを上げ時速300kmで闇夜を駆け抜けます。

 

20:32遅れを取り戻しつつ列車はケルン中央駅に滑り込みます。

下車して早速ケルン大聖堂へ。

ケルン大聖堂

駅近なのは知っていましたがまさに駅前にドーンとそびえています。

さすがに夜なので入れませんが外からケルン大聖堂を見物します。

 

外からグルっと1周して見物を終えので、フランクフルトまで戻ります。

帰りはICE4でした

帰りは21:12発ICE221便フランクフルト中央行で帰ります。

今度はフランクフルト中央駅止まりなので寝過ごしてどっかの国に飛ばされる心配はないかな…?

 

22:30フランクフルト中央駅に無事到着。

この時間帯は駅周辺の治安が最悪なので急ぎ足でホテルに戻ります。

 

ということで弾丸もいいところなケルン大聖堂見物でした。

初めてICEにも乗れたのでちょっとご満悦です。

 

今度は日中に乗って食堂車で舌鼓を打ちながら旅をしたいものです。

 

おまけ

ICEに食堂車があることを失念しており、事前に食料を購入。

フランクフルト中央駅グルメで有名な(?)生豚肉のサンドMettbrötchen。

日本と衛生基準が異なるため生豚肉もこのように食べられるということでチャレンジ。

生豚肉のサンド

ちょっとねっとりしており、食感はネギトロといった魚のたたきに近しいものを感じます。

肉に臭みはなく肉そのものの味を塩をが引き立てててくれており、味のないパンにマッチしていました。

ちなみに翌日以降無事に過ごしておりトイレの住民になることはありませんでした。

【北海道遠征⑫】根室本線とSL冬のくしろ湿原号を追いかけて

2024年2月13日(火)

北海道遠征⑪の続きで北海道遠征最終日を楽しんでいます。

タウシュベツ川橋梁に行った後の午後は今度は南に向けて車を走らせます。

 

糠平から途中休憩も取りつつ3時間弱。

日高山脈の南端で海に沈みこむ場所である襟裳岬にやってきました。

襟裳岬

風極の地だけあって風が強いです。

先端まで行けそうなので行ってみます。

襟裳岬に続く岩礁

先端から先は岩礁が続いています。

先端から灯台側を

先端から振り返ると断崖絶壁が続いています。

自然の猛威が岬を削っているようで土砂崩れの跡が所々にあります。

 

JRバス北海道 日勝線 えりも岬バス停

4~5本/日のJRバスを迎える待合室。

立付けが悪いのかドアは簡単には開きませんでした。

 

えりも岬観光センター

冬期休業中のためか観光センターは閉まっていました。

元旦は営業していたのか日付は1月1日のままです。

 

そろそろ飛行機の時間も迫ってくるので襟裳岬を後にし空港方面へ。

 

途中道の駅忠類に併設されている十勝ナウマン温泉へ。

大谷翔平となぜか綾波とアスカが出迎えてくれます

十勝ナウマン温泉

温泉に入って気持ちよく温まれたので帯広空港に向かいます。

 

帯広空港

荷物を預けて身軽になった後は最後の北海道飯を食べに2階のレストランへ。

帯広に来たので…

豚丼

最後の夜は豚丼です。

 

そうこうしている内に保安検査締切時間が近づいてきたので制限エリアへ。

帰りはAirDoで帰ります。

AirDo68便 羽田空港

AIR DO
B737-781(JA15AN)
HD68
帯広/OBO⇒羽田/HND

B737はやっぱり小さいですね。

 

定刻19:10HD68便は羽田空港へ向けてテイクオフ。

ドリンクでホタテスープを飲んだ後はしばらく仮眠。

 

 

着陸を知らせるアナウンスと共に目覚め。

関東平野の明かり

眼下には関東平野の明かりが見えてきました。

 

ほぼ定刻通り羽田空港に着陸。

今日は沖止めのスポット入りのようです。

沖止めは飛行機を間近に見れるので個人的には好きです

荷物を回収しリムジンバスへ。

日付が回ろうかという頃に帰宅です。

 

以上、根室本線とSL冬の湿原号を追いかけた北海道遠征は終了です。

気が付いたら計12回の長編になってしまいましたが2月8日~13日の5泊6日の遠征でした。

あれこれ足を延ばしていたのであっという間の6日間でした。

 

遠征後、根室本線については3月31日に富良野新得間の営業を終了し、北海道の発展を支えてきた大幹線は狩勝峠を境に東西に分かれる形に。

かつて根室本線滝川~釧路間を8時間以上かけて結ぶ日本一長い普通列車2429Dが走っており、当時は大学生で時間に余裕があったんだから乗っておけよと後悔が今でもあります…

 

次に北海道に行けるのは夏かなとぼんやりと遠征計画を立てながら今回の北海道遠征記を終えたいと思います。

お付き合いいただきありがとうございました。

 

おまけ

AIRDOひがし北海道フリーパスには1,000円分の機内バウチャーが付いていたので北海道スープセットに引換え。

北海道の色々な味を楽しめるということで時々飲んでました。

北海道を代表する野菜を使用したスープ

 

【北海道遠征⑪】根室本線とSL冬のくしろ湿原号を追いかけて

2024年2月13日(火)

北海道遠征⑩の続きでとうとう北海道遠征最終日。

帯広最終の飛行機で帰りますのでそれまで帯広を楽しみます。

 

芽室~大成間の有名お立ち台で軽い撮影からスタート。

根室本線 芽室~大成
2547D 帯広行

1本目は平日のみ運転の3連H100。

芽室高校への通学輸送を終えて帯広に戻るところなのですかね。

根室本線 芽室~大成
4001D 特急おおぞら1号 釧路行

2本目は札幌からの特急おおぞら。

連休明けの平日だけあってそこそこの乗車率でした。

 

この後はしばらく列車が来ないので朝食を取って糠平湖へ向かいます。

途中寄ったひがし大雪自然館のトイレの入り口にショックな張り紙が…

まさかの立ち入り禁止

どうやら暖冬の影響で今年は氷の張りが薄かったようです。

 

近くまで行けないので展望台からタウシュベツ川橋梁を見学。

ん?

駐車スペースから展望台までの道になんだか怖い案内が…

冬なのでさすがに大丈夫ですかね。

 

士幌線 タウシュベツ川橋梁

毎年崩れるといわれる旧士幌線タウシュベツ川橋梁

人里離れた雪の中にその姿をたたずめていました。

いつか星輝くタウシュベツ川橋梁を撮ってみたいものです。

士幌線 廃線跡
十勝三又方面

士幌線 廃線跡
糠平・帯広方面

展望台に続く道は途中旧士幌線廃線跡をまたぐので各方面を。

帯広側は五ノ沢からも歩いて来れるので人が通った後がありますが、十勝三又側はほとんど人が入っていないようです。

 

少し糠平側に戻ると森のトロッコ鉄道のある三の沢橋梁は歩けるということですこし散策。

士幌線 三の沢橋梁

士幌線 三の沢橋梁
どうやらここから糠平湖に降りられる?

タウシュベツ川橋梁諸々見学したので帯広方面に戻ります。

 

途中ダム建設に伴う付け替え後の旧士幌線後を見つけたのでこちらも見学。

山の中腹を貫くように線路が建設されています。

遠くから見てもかなりの勾配があったのがわかります。

士幌線 廃線跡

ちなみに国道下にはダムが建設される前には黒石平駅があったそうです。

 

午後は帯広から延びていたもう一つの廃線に沿って南下します。

北海道遠征⑫に続く。

【日帰り栃木】カシオペア紀行 返却回送を追いかけて

2024年6月22日(土)

 

カシオペア紀行の返却を撮影しようと間々田~野木のカーブへ。

アウトカーブからは狙えそうもないのでインカーブ側でスタンバイ。

 

宇都宮線 間々田~野木にて
9110レ(?) カシオペア紀行回送体験乗車(?) 上野行 

双頭式連結器を備えるEF81-139がカシオペアを率いてやってきました。

しかもタイミングよく雲が晴れ太陽が出てきてEF81の赤2号をより紅く引き立ててくれます。

 

また、今日は小山から返却回送への体験乗車があったようで人が乗車していました。

 

現時点で設定されているカシオペア紀行は来週でラストですがその後はいかに…

 

 

【北海道遠征⑩】根室本線とSL冬のくしろ湿原号を追いかけて

2024年2月12日(月)

北海道遠征⑨に続き再びSL冬の湿原号に乗車し釧路を目指します。

 

駅に戻るとSLが出発に向けて準備を終えていたところでした。

釧路に向けてSLとDLがペアを組んで出発を待っています

これはこれで面白い連結面

帰りは1号車たんちょうカーが取れたのでこちらに乗車します。

SL冬のくしろ湿原号 たんちょうカー

定刻14:00列車は釧路に向けて汽笛を高らかに鳴らし出発します。

 

往路でもせっかくなのでカフェカウンターで甘味を購入。

みるく味アイスクリーム

弟子屈町にある手づくりアイスクリーム専門店・くりーむ童話さんのアイスクリームを車窓を眺めながらいただきます。

途中芽沼駅では往路では見れなかったタンチョウが飛び立っていくところを見ることができました!

飛び立つ2羽のタンチョウ

 

アイスも食べたところで先頭車へ。

先頭車からはノロッコ色のDLが見えます。

本来であれば逆向きに連結されているSLの先頭が見れるはずなのですが、補機でDLが付いているためDLが顔を覗かせます。

 

列車は塘路駅で対向列車を待つためしばらく停車するため、せっかくなのでホームに降りてみます。

主役と共にたたずむDL

青空の下にたたずむSL

釧網本線 塘路
9381レ 冬の湿原号 釧路行

冬場晴れの空の下傾き始めた日を浴びるSLはかっこいいですね。

釧網本線 塘路
4730D 網走行 

ダイヤ改正で撤退するキハ54とのもすれ違い。

もうすれ違うこともないのでしょうか…

 

対向列車も去っていったことからSLは再び釧路に向けて走り出します。

 

徐々に紅に染まる釧路湿原をSLは進んでいきます。

 

15:42定刻通りSL冬の湿原号は釧路駅に到着。

今日の役目を終えて運転所戻るSL
釧路駅にて

標茶までの往復96.2㌔の長いようであっという間の汽車旅でした。

 

さて、釧路からは今夜の宿のある帯広にむけておおぞらで移動です。

特急おおぞら10号で帯広へ

先ほどまでSLでゆっくり汽車旅をしていたせいかキハ261特急おおぞらの加速が実速以上に早く感じます。

列車は札幌に向けてグングンスピードを上げていきます。

 

白糠を過ぎたあたりで太陽は日没へ。

日没

日が沈んでも後ろ髪引かれるような夕陽の残光が空を照らします。

残光照らす三日月

 

17:47列車は帯広駅に滑り込みます。

下車は自分含め数名でしたが、多くの人が列車に乗り込み札幌に向けて再び走り出していきました。

帯広駅

 

帯広駅前でレンタカーを借りてホテルへ。

明日は最終日。

今日はゆっくりと休みます。

 

おまけ

ホテルで何か軽めに食べようと思い最寄りのイトーヨーカドーへ。

イトーヨーカドー帯広店

どうやら6月30日に撤退するということでご愛顧の挨拶が掲示されていました。

 

北海道遠征⑪に続く。

【北海道遠征⑨】根室本線とSL冬のくしろ湿原号を追いかけて

2024年2月12日(月)

北海道遠征⑧に続き、SL冬の湿原号に標茶へ向かいます。

 

東釧路駅で根室本線と別れ列車は釧網本線を北上していきます。

岩保木水門を過ぎたあたりで車掌がやってきて切符の確認と乗車証明書をくれました。

岩保木水門

乗車証明書

せっかくなので2号車スハシ44のカフェカウンターに行ってみます。

 

カフェはものすごい盛況(!)で列を待ちながらSL車内限定販売のプリンとオリジナルコーヒーを購入。

カフェではこのようなものまで販売しているとは…!

 

車窓に冬のくしろ湿原を眺めながらプリンとコーヒーをいただきます。

車内販売限定のSLプリンとSLオリジナルブレンドコーヒー

所々列車は釧路川接近しながら走っていきます。

大きく蛇行しながら流れる釧路川

塘路を過ぎシラルトロ湖付近になると遠くに雄阿寒岳が遠くに姿を見せてくれていました。

車窓から雄阿寒岳を望む

 

往路では残念ながら芽沼駅でタンチョウを見ることはできませんでしたが復路に期待です。

芽沼駅 タンチョウはおらず…

12:35列車は定刻通り標茶駅に到着です。

ようこそ!標茶町へ!

標茶の駅では町長と副町長がゆるキャラとお出迎えをしてくれます。

お出迎えをする町長・副町長とゆるキャラたち


列車が到着してしばらくすると釧路行快速しれとこ摩周号がやってきます。

標茶
3727D 快速しれとこ摩周号 釧路行

国鉄時代にすれ違うことのなかった車両同士が標茶駅ですれ違います。

SLの入れ替えを見学した後は町内へ繰り出します。

標茶駅前にて

 

SL運転日は早い時間から営業している温泉があるということで早速温まりに行きます。

富士温泉
SL運転日のみ営業時間が45分早いのは嬉しいものです

モール温泉特有の透明な茶色の温泉で敷地内で自噴する源泉をかけ流している(!)老舗の温泉なんだとか。

カランのお湯も温泉で、良質なモール温泉を存分に楽しむことができました。

湯上り所もどこか懐かしい雰囲気が漂います。

身体の芯まで温まったら再び駅に戻り釧路行SL冬の湿原号に乗り込みます。

 

北海道遠征⑩に続く。

【北海道遠征⑧】根室本線とSL冬のくしろ湿原号を追いかけて

2024年2月12日(月)

北海道遠征⑦までの昨日は事故にあったりと散々な日だったので今日の朝はゆっくり起床。

 

今日はSL冬の湿原号に乗車し釧路⇔標茶を往復します。

列車まで少し時間があったので釧路川へ。

根室本線 釧路~東釧路
3728D 快速しれとこ摩周号 網走行

澄み渡る青空の下、薄らと凍っている釧路川を渡るキハ54。
終点網走まで3時間の旅路を走っていきます。

 

撮影後はレンタカーを返却し朝食を食べるため和商市場へ。

和商市場

勝手丼をいただきます。

勝手丼

乗り切らなかった分はお刺身で

あれこれ気になっていたら色々と手に取ってしまいました。

 

朝も食べたので釧路駅へ。

釧路駅

なんやかんやで列車まであと1時間ほど待ちます。

発車表にはSL冬の湿原号の案内が


しばらく待つとスチームをゆっくりと吐きながら3番線に今回の目的列車であるSL冬の湿原号が入線。

釧路駅 冬の湿原号
C11-171

雲一つない澄んだ冬空に煙を上げて列車は出発の時を待ちます。

煙を上げて出発を待ちます

今日の補機
ノロッコ色DE10-1661

定刻11:05列車は標茶を目指しゆっくりと釧路駅を離れて行きます。

 

北海道遠征⑨に続く。